Mountain Sticker | 砂の岬 SUNANOMISAKI

砂の岬 SUNANOMISAKI

2021/06/29 14:40



Mountain Sticker


商品に貼るステッカーを作りました
山の形にかたどった、ゴールド&シルバーのシール
文字は、お店をオープンしたとき
砂の岬の入り口の扉にペインティングしたもの

イメージは、インドの老舗のベーカリーの商品
パン以外に並ぶ、焼き菓子やキャラメルにつけられた
キラリと光る店のオリジナルのシール

食べて嬉しい、見て楽しい
そんなカレーになりますように




オリジナルのシールに描いた山は
ネパールの山

お店をオープンする前
車のカレー移動販売で貯めたお金を握りしめ
ネパールの山へトレッキングに行った

インドのコルカタから
ダージリンを経由して国境を越え、ネパールへ向かう

首都カトマンズの街中で、登山道具を買い揃え
ランタンエリアへのトレッキング

10日間もシャワーを浴びれない、そんな山登りははじめてで
わたしは腰まであった長い黒髪をショートまでバッサリ切った

山のルールを覚え、陽のあるうちに水浴びをして身体を洗い
洗濯物はバックパックにクリップで止め、山を登りながら太陽の陽で乾かした

電気も通らない山
灯りは暖炉とロウソクの炎だけ

太陽とともに目覚め
月とともに眠る
最高の生活

12年前のそのとき、わたしたちは結婚した
思い出のある、ネパールの山


写真は
世界最高峰エベレストへ
トレッキングしたときのもの

店をはじめていたけれど
冬の3カ月、店を閉めて、インド・ネパールへ向かった

ネパール人ガイドもおらず、たったふたりで登り続けた山
エベレスト

トレッキングの帰り道、下山して
出発口のルクラからカトマンズへ戻るとき
有視界飛行の小型飛行機が飛ばず、山から何日も出れない日々を過ごした

このときのある事情の、悔しさと悲しさと
生き方を考え続けた時間

わたしたちのなかでは
今までの、あたりまえのことを、あたりまえと考えないこと
それを全身で体感し、学んだ時間だった

生き方は自分たちで決めていく
本当に大切なものがなんなのか
それを気づいたとき、、


わたしたちの想いのある山を、ステッカーにしています。
カレーに想いを込めて。。